TECHNOLOGY
ドリルの市場と技術
モノづくりに欠かせない
切削工具
イワタツールは、切削工具といわれる
「刃物・ドリル」を研究開発・製造・販売しているメーカーです。
切削工具「刃物・ドリル」の重要性
世の中のあらゆるモノづくりにおいて「切る・削る」作業は必要不可欠です。
これは、石を削り出して多様な道具を考案した古代から、航空機、自動車、パソコン、ハイテク電化製品などを生み出す現代の最先端のモノづくりまで、どれだけ時代が変わろうとも不変の事実です。
現代では、「切る・削る」工程を担う切削工具は飛躍的な発展を遂げ、今この瞬間も進化を続けています。例えば現代の最先端の飛行機は非常に高硬度な素材の加工が不可欠であり、そこには、どんな素材も難なく加工できる切削工具が開発における重要なピースになっています。
そうした「普通の切削工具では不可能」とされる切削加工の現場にこそ、イワタツールの技術が活きています。私たちが最も得意とするのは、超精密加工分野のドリルです。「イワタツールでなければ不可能」と言われる難易度の高い切削工具の開発に挑戦し、モノづくりの進化を支えています。
あらゆる製品の性能向上や
コスト削減に貢献
イワタツールの切削工具は
あらゆるモノづくりの現場で活躍しています
自動車業界
- 自動車の燃料噴射ノズルの加工に使用され燃費向上を実現
- ABSシステムのユニット加工に使用
- Mercedes-BenzのF1チームにて必要不可欠な工具として活用
航空機業界
- 高精度が必要不可欠な航空機関係の部品加工
IT業界
- スマートフォンのケース加工
- パソコン内部のハードディスクの部品加工(世界シェア90%超)
医療業界
- 骨に穴をあける治療でも活用されており医療機器の一つとして実用化
玩具業界
- 海外大手玩具メーカーのブロック製造における金型加工
その他
食品(チョコレートの金型)、精密機械(時計など)、家電製品、工作機械など。品質の高さが世界に認められ、あらゆるモノづくりの現場でイワタツールの技術が必要とされています。
加工材の種類
イワタツールの
ドリルが削るもの
多様な加工材に対応するため、
ドリルの開発は止まりません。
各加工材名にマウスを乗せると詳細がご覧いただけます
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軟鋼比較的やわらかい、一般的な鋼(はがね)。加工がしやすく、さまざまな製品に広く使われています。
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炭素鋼炭素の含有量が約2パーセント以下の鋼。ある程度の強度と粘り強さがあり、時計部品、自動車部品など用途は幅広い。
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合金鋼炭素鋼に、ニッケルやクロムなど数種の元素を添加したもの。特殊鋼とも言う。含まれる成分により性質が違い、あらゆる製品に使用されている。
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調質鋼熱処理などによって一定水準まで硬度を高めた鋼。例えば自動車部品においては、自動車のエンジンや動力伝達部品、足廻り部品などに使用される。
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工具鋼その名の通り工具に用いられる鋼。ドリルなどの切削工具はもちろん、製品の成形に欠かせない金型にも使用され、日本のモノづくりを支える鋼です。
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焼き入れ鋼鋼を加熱・冷却することで目的の性質(硬度など)へ調整した鋼。高硬度の焼き入れ鋼は刃物などに使用されます。
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ステンレス鋼鉄に一定率以上のクロムを含有した鋼。錆びにくい性質を持ち、建築材料や機械構造部品など広範囲に使用されている。
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鋳鉄鉄+炭素に加え、ケイ素などその他元素を含有した鉄合金。鋼に比べ溶けやすい性質があり鋳物(いもの)などに使用される。
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ダクタイル鋳鉄鋳鉄の強度を改良したもの。自動車用鋳物部品では強度を活かしギヤケースやクランクシャフトに用いられる。
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チタン合金チタンを主成分に鉄などを添加した合金。軽量で耐食性と強度に優れており、自動車、航空宇宙、船舶、医療と用途が幅広い。
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アルミ合金アルミニウムに銅やマンガンなどを添加した合金。軽量で加工しやすく、一円玉からエンジン部品まであらゆる製品に不可欠。
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銅人類が最初に利用した金属と言われている。今日においても、優れた導電性を持つゆえに、エレクトロニクス分野で需要が高い。
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プラスチック人工的に製造された合成樹脂。工業用としては、自動車の内装部品や電子機器、家電製品など用途別にさまざまな性質を持つ。
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セラミック粉末の原料(アルミナなど)を調合・焼成した材料の総称。強度や電気絶縁性など優れた特性を持ち、電子材料、構造材料など広い用途を持つ。
「世界初、世界一のドリル作り」を
目指して。
イワタツールは「他社では不可能」と言われたクライアントが最後にたどり着く砦です。そのために、既知の技術を理解し更に高めていくことはもちろん、全く新しい発想や技術で常識を覆す挑戦を続けています。
人工知能やIoTという言葉が取り沙汰されて久しく、第4次産業革命の到来と言われている現在、製造業に大変革が起きようとしています。私たちはその変化を「どこか遠くで起きている出来事」と捉えることはしません。
実際に、次世代のモノづくりに向け世界中の大手メーカーや研究機関からの依頼が集中し、新たな研究開発プロジェクトが増加していますこうしたパートナーと手を携え、イワタツールこそが変革を起こすと考えています。
多くの可能性に満ちた、
あなたのご応募をお待ちしています。